不動産業務でリモートワークは可能か!?「不動産業界におけるリモートワーク導入のメリット」

  |   筆者: Johanna

はじめに 

日本の不動産業界は、ビジネスのデジタル化が遅れており、旧来のやり方を踏襲していると言われています。

エージェントとして働いていた当時、その点についてはある程度知っていましたが、日本の不動産手続きがどれほど煩雑で制約が多いか、特にデジタル化の進んだ米国出身の顧客などから改めて苦言を目の当たりにし、驚いたことを覚えています。

そんな中で、私自身外国人顧客と話したり、インターネットで調べたりすることで、顧客も不動産エージェント両方のストレスを軽減し、時間の効率化を実現し、ある程度自宅で仕事をする快適さを得ることで生産性を高めることができる、不動産エージェントとしての新しい働き方を発見しました。

一部の不動産業者にとっては驚くべきことかもしれませんが、リモート勤務と出社勤務のハイブリッドな勤務形態での働き方は、会社と自宅、両方からの勤務を可能にし、エージェントとしてより顧客に使うべき時間を、より効率的に使うことができます。また、外国人顧客はより柔軟でデジタル化された手続きの流れを期待しているため、顧客との取引をより簡潔に成立させることにも繋がります。

以下は、新たな働き方を実現する方法の一例です。

1. お客様との初回打ち合わせ「オンラインでの選択肢を提案しましょう」

問い合わせを受けてから来社を求める企業も依然として多い中、オンライン相談も取り入れてみてはいかがでしょうか。

オンラインであれば互いに場所の制約はなく、カフェや自宅、オフィスなどどこでも行うことができます。これにより、時間のない顧客やあまり外出したくない顧客のストレスが軽減され、お客様が見学を希望される物件の最寄りの駅で直接お会いすることができるようになり、時間をより効率的に使えるようになります。

2. 契約 「オンラインまたは現地をご提案しましょう」

不動産管理をされている会社様は、契約状況を電子契約に変更し、重要事項説明書などもオンライン会議上で説明してみてはいかがでしょうか。顧客はいつでも好きなときに書類を確認でき、移動に時間を費やす必要はありません。

しかしながら、現状管理会社の契約書の多くは依然として紙を使用しており、あなたと顧客が直接会う必要はあるかもしれません。その場合でも、近隣のレンタルオフィスや時間単位で借りられる会議室などのスペースを確保するなどして、自社に満足なスペースがなくとも顧客に寄り添った対応は可能です。一度試してみてはいかがでしょうか?

私の過去の経験でも、多くの外国人顧客はわざわざオフィスまで来て直接署名するよりも、このような方法で電子契約を行うことを期待していました。

3. 書類手続き「オンラインまたはFAX サービスを利用しましょう」

先ほどの1と2では、時間や場所といった制約や負担を減らすサービスを顧客に提供する方法を説明しましたが、不動産会社としてリモートワークと出社のハイブリッドの勤務形態をスタートするにはこれだけでは十分ではありません。

実際、書類の送受信や物件の内覧許可の申請には、書類のやり取りや、今でも依然人気の高いファックスが必要なため、週に数日オフィスにいないと難しいかもしれません。

しかし、現在では「efax」や「message plus」などのデジタルFAXシステムが数多く存在していることをご存知ですか?

これらを使用すると、パソコンなどの端末を介してオンライン上ですべてを送受信できるため、全員が毎日オフィスにいる必要はないのです。

「やってみると驚くべき効果が!?」リモートワークのメリット

この記事を読んだ後、「不動産エージェントとしてリモートワークを取り入れて働くことは可能ですが、うまく機能している現状の勤務形態をなぜ変更する必要があるでしょうか?」と思われるかもしれません。

もちろん、リモートワークがすべての人に適しているわけではありません。ただ、私の経験からお話すると、人によってはリモートワークは従業員に静かで快適な環境を提供し、より仕事に集中できる環境にすることができるのも事実です。また、複数の拠点・場所で働くことが多い職業につきものの移動時間、通勤時間やそれに伴うストレスも軽減されます。従業員のストレスが軽減され、休める時間が増えることは、生産性と成果の向上に直接つながります。

それに加えて、全員が同時にオフィスにいないということは、コストを削減するためにオフィスを縮小したり、より良い、より小さい移転先を確保したりできることも意味します。

まとめ

この記事を読んで、リモートワークを取り入れて、リモート&出社のハイブリットな勤務形態を実現することで得られるものが沢山ある事をご理解頂けたでしょうか。

令和時代の新しい働き方がますます発展する今こそ、デジタルの進化を追い、より自由で効率的な働き方を目指す時期だと思いませんか?

従来の働き方を変えることは、なかなか難しい事です。しかし、やってみると意外にスムーズに実施できたりする事もあります。リモートワークを導入している会社を参考にしながら、お客様も働く側もより良くなるように、多様化する社会に順応していきましょう。

 

筆者: Johanna (ジョアンナ)

フランス出身、日本在住4年目。以前は都内の不動産会社で勤務、 仲介の経験を活かし外国人市場への集客と営業は得意分野です。不動産分野においても外国人だからと断られることのない、多様性を受け入れる日本の社会と発展を願っています。休日には、旅行やパティシエのカフェ巡りが好きです。

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