この記事では、仕事の為に通勤するのに費やす平均時間を調べます。
日本の平均的な労働者は、通勤に1時間19分、片道約39.5分を費やしています。これは、NHK文化研究所の2015年の調査によるもので、調査では15分間隔で日々の活動を詳しく調べた結果が報告されています。
当然のことながら、平均通勤時間は回答者の居住地によって異なります。
- 東京の大都市圏内の就労者は、最長の1時間42分。調査対象で1日の往復通勤時間が最も長いです。
- 大阪の大都市圏の住民の平均通勤時間は1時間26分でした。
- 人口が30万人未満の都市に住んでいる人々は、往復通勤時間に1時間9分を費やしています。
性別では、男性は通勤に1時間27分、働く女性は平均1時間8分でした。この違いは、自宅に近いパートタイム等で雇用されている女性の割合が高いことで説明できます。
20年前と比較してみると、平均通勤時間は増加しました。1995年には平均的な往復通勤時間は、1時間16分でした。
調査の集計方法:1年間の通勤日数
フルタイムの労働者が1年間に250日(週に5日)50週間(休暇のため2週間の休暇!)と仮定すると、年間250日の通勤日があるでしょう。このシナリオでは、日本の平均的な労働者は年間13.7日通勤していますが、東京圏に住む平均的な労働者は年間17.7日通勤に費やしている計算になります。
日本の就労者が通勤に費やす日数(2015年)年間250営業日を想定 |
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1日の通勤時間(分) | 年間通勤時間 | 年間通勤日数 | |
全労働者の平均 | 79 | 19750 | 13.7 |
東京都圏内の平均労働者 | 102 | 25500 | 17.7 |
片道1時間以上を通勤に費やしている人の割合は?
以下のデータはAtHomeが実施した調査からのものです。調査(2014年)では、東京都圏内(千葉県、埼玉県、神奈川県を含む)の「サラリーマン」に、毎日何分間通勤しているかを尋ねた。
回答者の大部分(85.2%)は電車で通勤していました。
この調査によると、東京都内のある労働者の片道の平均通勤時間は58分であり、1日の総通勤時間は116分になりました(上記のNHKの調査で見つかった102分を超える)。
この調査からの回答は興味深いものです。それは、約54%の人が、少なくとも60分以上の通勤時間を要していることを示唆しているからです。
東京圏のオフィスワーカー1日の通勤時間(片道) |
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通勤時間 | 人数 | 割合 |
0から9分 | 5 | 0.9% |
10から19分 | 20 | 3.4% |
20から29分 | 22 | 3.8% |
30〜39分 | 52 | 8.9% |
40〜49分 | 81 | 13.9% |
50〜59分 | 87 | 14.9% |
60から69分 | 120 | 20.6% |
70から79分 | 76 | 13.0% |
80から89分 | 26 | 4.5% |
90から99分 | 57 | 9.8% |
100から109分 | 14 | 2.4% |
110から119分 | 6 | 1.0% |
120分以上 | 17 | 2.9% |
合計 | 583 |
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