株式会社ジープラスメディアでは、運営するマルチリンガル不動産情報サイト「realestate.co.jp」で掲載広告をご利用いただいている企業様対象にコロナウイルスの影響についてのアンケート調査を行いました。下記のアンケート結果は、回答いただいた21社の集計を元に作成したものであり、全ての不動産会社の状況を反映している訳ではないこと、ご理解ください。それでは1〜8までのアンケート回答をご覧ください。
1. 取り扱いのある物件の種類を教えてください(複数回答可)
2. 前年の同時期と比べ、外国籍の方からの問い合わせ件数に変化はありましたか?
約67%が問い合わせ数が減ったと回答。
3. 前年の同時期と比べ、外国籍の方の内覧数に変化はありましたか?
約66%が内覧数が減ったと回答。
4. 前年の同時期と比べ、外国籍の方からの申込件数に変化はありますか?
約76%が申し込み件数が減ったと回答。
5. 前年の同時期と比べ、外国籍の入居予定者/入居者からのキャンセル件数に変化はありますか?
約39%がキャンセルが増えたと回答。
6. 前年の同時期と比べ、外国籍の方からのお申し込みによる売上額に変化はありますか?
約57%が売上額が減ったと回答。
7. コロナウイルスがあなたのビジネスに与える影響について、今後数か月から1年の見通しをどのように見ていますか?
「自宅隔離の方が多いため問い合わせは増えると思うが、渡航制限のため来日出来ないため、案内~決済までが出来ない。そのため海外でお住まいの外国人からの売り上げは見込めない。」
「世界的に見ても感染拡大傾向にあるため、3か月程度はまったく予約の動かない時期が続く。徐々に予約の入り・キャンセルを繰り返し、9月には50%回復、1年後には80%の戻りになると思う。」
「前年より売上は落ちると思いますが、物件の価格は下がってきていますので、物件の仕入れがしやすくなると思います。1年後くらいにはある程度落ち着いてるのではないかと思うのですが、騒動がその頃に活動できるよう会社が持ちこたえられるかが不安です。」
「既に留学生やインターン生から入居キャンセルの連絡を受けています。大学によっては留学生の来日の時期を1か月以上後ろ倒しにするよう呼び掛けたりしたようですが、今年の受け入れ自体がキャンセルになったり、5月以降更に延期になる可能性もあり、なかなか先の見通しが立ちません。このまま収束しなければ、毎年4月から従業員の方々向けに部屋を借りて下さっている企業様からも早期解約の申し込みが入るかもしれません。」
「物件価格の下落は避けられず、取引件数は減少する。投資のチャンスと捉える投資家を捕まえる事が重要。」
その他の回答も、ほとんどが数ヶ月から今年いっぱいまでは見通しがつかないと言った内容でした。
8. 東京オリンピックの延期やコロナウイルスの問題により、現時点まででどのような影響がありましたか?
「案内予定だったお客様の来日が全てキャンセルとなった。」
「各国の渡航禁止や日本の入国規制など日に日に変わる状況を鑑み、緊急帰国する方、日本への出張を取りやめた方、再入居予定が帰ってこれなくなった方、逆に帰国できず日本に留まる方が多くいた。そのため、キャンセル規定や中途解約規定を免除せざるを得ないことが多くあった。」
「売買契約、マンスリー契約のキャンセルが相次ぎました。管理している賃貸ではテナントより賃料値下げ交渉が数件出てきています。」
「以下の属性のお客様から複数ののキャンセルがありました。①外国人留学生/就労者 ②外国人就労者を雇用している国内企業④オリンピック開催に携わる企業。また、国内で高齢者と一緒住んでいる方からは、万が一自分が感染してしまい高齢者へ移してしまうことを防止するために一時的な仮住まいを見つけて欲いというお問い合わせも何度が頂きました。」
「相次ぐキャンセルにより800万円以上のキャンセルに伴う返金、および今後の予約の大幅な減少」
その他の回答も多くが、キャンセルが相次いだなどと大きな影響を受けていると言った回答でした。
お忙しいところ、ご協力いただきました企業様、ありがとうございました。
今後も、日本で初めて住まいを探す外国人の方はもちろん、在住者にとっても有益な情報を配信してまいります。