東京は2017年のエコノミストの安全都市指数で、世界一安全な都市とも言われています。シンガポールに続いて大阪が3位に入りました。
2017年度の指数は60の主要都市にランクされ、サイバーセキュリティ、医療・健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性という4つの指標で分析が行われました。各都市の得点は100点満点で示されています。東京は2017年の指数を89.80で1位、シンガポールは89.64で2位となりました。大阪は88.87で3位に入りました。
Safe Cities Ranking
安全な都市インデックス2017の全体的な結果。出典:エコノミスト
安全性
サイバーセキュリティ部門では東京で最も高い業績を記録し、ランキング1位で88.40となった。東京は2015年以来、医療・健康環境セクターで7ポイント上昇し、85.63で2位となった。個人保安面では、東京はシンガポール、ウェリントン、大阪に続いて91.57点で4位となった。
調査対象の都市の多くでは、2015年のランキングと比較してセキュリティは低下しています。ニューヨークは11ポイント減、ジャカルタは13ポイント減りました。いくつかの都市で改善がみられました。例えばマドリーは13ポイント、ソウルは6ポイント上昇しました。
サイバーセキュリティは富に密接に関連していますので、先進国の都市が指数の上半分を占めています。しかし、高所得都市の数は減少しています。高所得国の14都市のうち、2015年以降、これらの国のうち10都市のセキュリティスコアが低下しています。
東アジアとヨーロッパがランキングを支配
東アジアとヨーロッパの都市は、東アジア(東京、シンガポール、大阪、香港)に属する上位10都市のうち4都市、ヨーロッパ(アムステルダム、ストックホルム、チューリッヒ)で上位10都市のうち3都市が首位を維持しています。
アジア、中東、アフリカの各国の指数が下にあります。ダッカ・ヤンゴンとカラチはリストの一番下にあり、下位10のうち3つは東南アジア(マニラ、ホーチミン、ジャカルタ)にあります。2つは中東とアフリカにあります(カイロとテヘラン)。
米国が不足しているインフラの安全性は、米国の都市がトップ10にはならず、サンフランシスコだけが唯一トップ20位にランクインしている事でわかります。
出典: Economist Safe Cities Index 2017