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正月飾りとその由来

日本では、12月末に近づくと、松、竹、そしてロープのようなものが家やお店、その他建物を飾り、新年を迎えます。これらの飾りは神道にルーツがあり、豊作と先祖代々の恩恵を与える、新年の神々(年神)の到来を告げることを目的としています。伝統的に農業社会であった日本では、繁栄と豊作は神に気に入られることと強く結びついていました。

2019年となった今でも、新年には幸運と繁栄を呼び込む為に、昔と変わらずほとんどの家や建物が装飾されています。

では日本の正月飾りについて紹介しましょう!

 

門松

門松は松や竹から出来た伝統的な正月飾りです。2つ1組(男女を表す)で、神道の神々を迎える為に家の前に置かれます。神道では神聖な精神は木に宿ると言われています。

門松の門はもちろん門を表しており、松は松、門松は一時的な神の住まいと考えられています。1月中旬頃になると、門松は神々を鎮め、そして解放する為に焼かれます。

写真:wikipedia

常緑樹として、松の木は逆境の中の強さと幸運を表しています。竹は芽がすぐ出て、そしてまっすぐに伸びることから、強さと、辛さに打ち勝つという意味を持っています。

どうやら門松の構成は地域によって異なるようですが、一般的には門松の真ん中は3本の大きな竹で構成されており、それぞれ天国、人間、地球を表しています。それぞれの竹の高さは異なっており、天国を表す竹が一番高く、地球を表す竹が一番低くなっています。門松は藁で出来たマットと藁で出来たロープと繋がっています。

 

しめ縄としめ飾り

しめ縄は神道儀式の浄化に使用される編み込まれた藁の紐です。

神社に行ったことのある人なら、しめ縄が神社のひさしや門に張られているのを見たことがあるでしょう。しめ縄は通常、神域と現世を隔てる境界としての役割を持っています。多くの場合、紙垂やギザギザの形をした紙吹流しが取り付けられます。

テアマラスと洞窟

こちらサイトによると、編み込まれたしめ縄のルーツは、太陽と宇宙の神である神道の主要な神であるアマテラスにあると言われています。アマテラスと洞窟にまつわる神話がしめ縄の起源に関係があるようです。

ある日、アマテラスは他の神からからかわれたことで、洞窟に引きこもってしまいます。彼女は太陽の神なので、世界は真っ暗になり、邪悪な精神が地球中を駆け回るようになりました。他の神々たちが彼女をなんとか洞窟から出そうと色々な策略を練った結果、しめ縄で成功したという話です。彼女が洞窟の一番奥に到着したとき、一番強い神が彼女の後ろでしめ縄を持ち、もう逃げることは出来ないと強く主張し、そして世界はもう一度アマテラスの太陽の光に包まれましたと言われています。

それからは、しめ縄は神域と現世を隔てる境界として使われているようです。

写真:wikipedia

正月の装飾としては、下記の画像のようなしめ縄とだいだいから出来たしめ飾りと呼ばれるものを玄関に装飾します。しめ飾りはしめ縄に由来すると言われています。

 

鏡餅

鏡餅は2つの丸い餅と小さなだいだいがその上に乗ってる正月の装飾のことを言います。餅は台に乗っており、その台は家から火を追い払う(火事避け)とされています。鏡は、昔ながらの丸い鏡に由来していると言われています。

餅は空気に触れると乾燥が早いので、最近ではプラスチックの容器に入っているか鏡餅があり、新年が終わった後も食べることが出来るようになっています。

 

取り付け時期と、取り外す時期はいつ頃はベストか

実は正月飾りはタイミングが全てだと言われています。12月31日に装飾をすることは一夜飾りと呼ばれ、悪い運をもたらすと言われています。また29日もあまり良くないと言われています。これは数字の9が苦を表すと考えられている為です。

つまり28日に装飾をするのが、ベストということになります。

そして1月7日に、装飾の取り外しをするのが良いと言われています。これは1月7日に神々が私たちの世界を去ると信じられている為です。

それではみなさま良いお年を!2020年もリアルエステートジャパンをよろしくお願いします!


Photo Credit: coniferconifer via Flickr